導入・基礎 (入社~約1週間)
MAPS (ブレインストーミング)
グループに分かれてゲームみたいな共同作業。
会ったばかりの同期とコミュニケーションを取る事が真の目的?
最後には先輩の前で成果発表。あたたかいつっこみがもらえます。
PCセットアップ
自席で行う最初の作業、それは自分の使用するPCのセットアップです。
セットアップ?という感じですが、梱包を解いて、線をつないで…という所から作業開始です。
配布されたプリントを頼りに、お互い教え合いながら、OS、インターネット、メールの設定、
仕事で使うツールの整備などを行います。
自分で使う道具は自分で責任をもってセットアップしないとね!ということでしょうか。
大事な商売道具ですしね。
情報基礎
ここからはちょっとの間、自習です。各自自分の席で渡されたテキストを見ながら問題を解いていきます。
内容は 2進数や論理演算、フローチャート、OSの仕組みなどコンピュータの基本原理について、です。
テキストやインターネットを使って調べたり、どう調べてもわからないことは先輩に質問したりして
解いていきます。
ただ、最初は何がわからないのかがわからないので、なかなか質問するのもむずかしいのですが…。
感想・成果
- セットアップからわからないことがありすぎて、正直何をやっているのかもよくわからなかったです。
- 親切なドキュメントのお陰でそんなに苦労した覚えもない。それよりも会社の雰囲気に慣れるのに精いっぱいだった。
- キーボードが反応しないと教育担当に質問に行ったら、電池が入ってないからじゃない?と言われ、パソコン以前の問題だなと思いました。
- コンピュータの細かな仕組を知ることができて、面白かった。
- 冒頭に「NCSに代々伝わるテキスト」という触れ込みがあってなんだか仰々しい感じだなあ、と思いました。内容はあまり覚えていません。
Linux (約1週間)
次は UNIX系OSのひとつである「Linux」の研修です
(OS とは オペレーティングシステムの略。これがないとPCを使えません。
Windows や Mac が広く利用されてます)。
「Linux」って何ぞや?というところから始まり、専門用語やシステムの理解をなんとなーくしたところで
実際にファイルを作成したり操作したりして使い方を学びます。
マウスを使わずにコマンドで操作、ということ自体が文系の人間にはよくわかりません…
慣れるまではちょっと大変ですが、課題をこなしてなんとなく出来るようになると SE っぽさがでます。
感想・成果
- ???だった。同期の力は偉大であることを思い知った。今でも、あやふやなことが多々ある。
- マウスで動かせないOSは初めて触れたので、戸惑いは大きかったように思います。
- CUIの真っ黒な画面にコマンド打ちまくって、「自分パソコンできる感」に酔えました。
C言語基礎・応用 (基礎 4 週間、応用 3 週間)
いよいよプログラミングに突入です。C言語でプログラムを書きます。
テキストとインターネットを片手に基礎課題をこつこつこつこつこなした後は、応用課題が待っています。
応用課題ではプログラムを書くだけでなく、渡された仕様書をもとに
- 設計書作成(どういう仕組みでプログラムを書くか)
- コーディング(実際のプログラム作成作業)
- 検査(プログラムが仕様通りに動作しているかチェックする)
ここで学んだことは後に訪れる研修最大の山場、C言語卒業課題で試されるのでしっかりやっておかないと…大変なことになるかもしれませんよ?
感想・成果
- 初めてのプログラミングということで、楽しみながら作業することができた。C言語の基本的な関数や変数の扱い方を学んだ。
- すごく楽しかった。初めて触るので、最初は何をしているか分からなかったが、実際、動いてくれると達成感を得られた。
- これでもかというくらい設計書の書き直しをくらった。この苦しい経験が今生きている...のかなぁ。
- ドキュメント作成の苦しみを知る。これが社会人か……コーディングは一層楽しくなり、検査の楽しさも知る。
- このあたりから、同期との進捗の差に焦りを感じ始めます。
ソケット通信 (約1週間)
簡単なネットワークプログラム(複数のマシンで通信し合うプログラム)を作成します。
こちらも実際の業務で使うことが多いので「ソケット通信って何?」ということを
理解するのが目的です。
感想・成果
- いつの間にか繋がってたような…
- サーバとクライアントに分かれているので考えなければならないことが一気に増える。期間も短いので大急ぎ。なんとか動くものはできたが、納得感は薄い。
- C卒の前段階として結構重要な過程だったと思うが、何となくの理解で済ませてしまった為C卒で苦労した。
C言語卒業 (約4週間)
4~5人のグループに分かれて、課題のプログラムを作ります。
課題は年替わりで、ゲームあり、実際にありそうなプログラムありと様々ですが、今まで学んだことを必要とする課題になっています。
課題のプログラムを実現するために、仕様を考えるところからスタートです。
ここではチームで作業することの大変さを学びます。笑いあり、涙、もたまにあったり。
この研修を乗り越えるころには技術的にもメンタル的にも成長している(?)はずです。
感想・成果
- チーム作業が楽しかったです。メンバーが良かったからです。
- 終わってみると、なんだかんだで、割とまとまった量のコーディングをやってのけている自分にびっくりします。成長を感じた瞬間、でしょうか。
- あんまり機能を充実させようと欲張るといいことが無いということを体で教わった。しかし教育担当の方々のサポートで何とか終わらせることができたので充実感は得られた。
- チームのみなさんにたくさん助けてもらいました。
OJT (8月~12月末まで)
「On the Job Training」です。
新人一人につき先輩が一人つき、実際の仕事をこなしながらノウハウを
学んでいきます。
ここからは仕事に応じて、同期とは別々の道を歩むことになります。
はじめは(先輩も新人も)わからないことだらけで、困ることも多々あると思いますが、12月になるころには
個人差はあるにしろなんとかやっていけるくらいにはなるでしょう。
感想・成果
- 自分の仕事に対する感覚が形成される期間だと思う。
- 実ジョブをやってみると、OJT担当はじめ先輩方はすごく仕事ができるので、全く自分の力が足りていないということをひしひしと感じました。
- これまで以上に、また今後ずっと色々な勉強が必要だと思いました。
- ちゃんと時間とって本読みができたという意味では貴重な時期だった気がする。
- OJT担当がほんとうに神のように思えます。
その他もろもろ
ルール教室(研修中に随時)
就業規則から会社に関するお金の話までを詳しく説明してくれます。
コミュニケーション教室
名刺の渡し方や社会人の心得などを外部講師の方から教わります。コミュニケーションをとることの本質について改めて考えさせられます。
ジョブ紹介
新横浜と恵比寿で各1回ずつ、先輩たちが現在行っている仕事の説明会が行われます。
作文教室/経理教室
文章の書き方や経理の基礎などを学ぶ研修です。 新人研修中ではなく、OJT 期間中におこなわれるので久しぶりに会う同期がいたりして盛り上がります。 金曜日に行われることが多いのでそのまま飲み会へ。
日記(新人研修期間中)
研修期間中、新人は教育担当と毎日交換日記をすることになっています。
内容や量に決まりはないですが、毎日提出しなければなりません。
これといったルールがないため、かなりの個人差が出ます。1カ月1冊ペースでノートが変わる人もいる一方で、期間中1冊終わらない
という人がいたり…。
教育担当だけでなく、取締役が見る時もあります。